三浪の忘れ物サミット

世の中の忘れそうな、わざわざ考えるほどじゃないことだけ真剣に考える

浪人は慶應と早稲田どっち行くべきかデータ比較してみた

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浪人は慶応と早稲田どちらへ行くべきか、失敗しないために見た方がよさそうな興味深いデータを比較してみました。

浪人が早慶行くときに考えるべきこと

浪人するにあたって、早慶を目指す方も多いと思います。ただ、早稲田と慶応では、浪人に対する扱いが入る時も入った後も異なるように感じるので、志望校を検討するうえで考えておくと幸せになれそうなことを分析してみます。

浪人人口

まさか、そんなはずは、とは思いますが、浪人の方が入りやすいとか逆に入りづらくなるとか、そんな事実が早慶の合格者データから出たりしないかな、ということでまとめてみました。

早稲田の浪人率

早稲田の浪人人口は、2浪以降のデータは公開されていませんが、現役の人数は出ていたので浪人率算出しました。
早稲田と文キャンの合計、理工キャンパスの合計、所沢キャンパスの合計にしました。

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2018年早稲田合格者浪人率

なんというか、浪人には残酷なデータですね。。

文系の集う本キャンパスは志願者の浪人率よりも合格者の浪人率が低いということがデータから分かります。

要は、文系は現役の方が優秀なんですね。

「浪人しても成績上がらなくない?」という浪人失敗説を提唱する人達がよくいて反論したかったんですが、残念ながら早稲田の文系に限っていえば、ぐうの音も出ない事実のようです。

とはいえ、浪人しても私立文系を受けている層がどれだけ質の高い母集団なのか多少懐疑的なので、適当に受けてる浪人も一定数いるんじゃないかなと正直思いますが。

なお、本キャン(早稲田キャンパス)では国際教養以外は、ほぼ30%強で同水準となり、文キャンはやはり現役の比率が高いという結果になりました。

理系も意外にも、そこまで浪人しても合格率上がっていないもよう。理系の合格者に占める浪人率は、志願者に占める浪人率よりも1%前後高いということがわかりました。

所沢キャンパスのデータは謎過ぎますね。スポ科ってスポーツ系の人が入るのかと勝手に思い込んでましたが、浪人の方が入りやすいとは。

慶應の浪人率

慶應の方は現役と1浪だけでなく2浪以上のデータまで出してくれています。これはなんて親切なんだと思いきや、すさまじいけん制球かもしれないです。

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2018年慶應浪人数

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2018年慶應浪人合格率

面白い結果になりましたね。

文理問わず志願者に占める浪人率よりも合格者に占める浪人率の方が高い学部も多い。という結果がデータからわかりました。

これ、、、本当に自然にこうなってるんでしょうか。

闇に触れるようで少し怖いんですが、まとめると、

1浪の合格者率が志願者率より高い学部
・・・文、経済、商、総合政策、理工、薬学

1浪の合格者率が志願者率より低い学部
・・・法、医、環境情報、看護

んー…理系は理工も薬学部も浪人の方が合格率が高い一方で、慶應の看板学部である医学部、そして法学部は浪人の合格率が異様に低いですね。。。これひょっとして得点ちょうs…

更に面白いのが、2浪以上の合格率ですね。わざわざ数字出してくれているので、多浪に優しいのかと思いきや、著しく合格率低い。

こんなあからさまに低いと笑ってしまいますね。

医学部とかは、多浪に優しい、厳しいとか当然のように昔から各大学で比較されていて、暗に得点調整があったことを医学部志望者も理解しているものでしたが、今回の分析では医学部と同じくらい他の学部も慶應は厳しいということが言えそうです。

法学部とかもうあからさま過ぎて面白いですね笑
9.3%→1.8%ってもう受けるだけお金のムダ感はんぱないですわ。現役の比率も綺麗にそろえて69.5%ですよ。

多浪を削った分の余剰で、現役も1浪も受かりやすく、みたいな比率になっている感じですね。

まとめ

早稲田のデータから言えること
・早稲田の文系浪人は基本合格率が志願率より下がる

慶應のデータから言えること
・多浪が慶應受けるのは無謀に近い
・1浪で慶應を受ける場合、法・医・環境情報・看護は注意

早慶の比較から言えること
・早稲田の浪人合格率が慶應に比べてやけに下がっている
・多浪は早稲田の方がまだ望みがあるかも

このようなまとめになりました。慶應と比べて初めて気づいたのですが、ひょっとして早稲田って浪人受かりづらいんですかね。なんかがっかりです。

ただ多浪は僕の肌感として慶應よりも早稲田に山ほどいるので、ぜひ多浪は早稲田を目指してくれたらなと思います。大学の雰囲気としても、プライドの高い人は早稲田にはほとんどおらず、温かい人が多いため受け入れ態勢は万全です。多浪稲門会という多浪限定のサークルすらあるので笑

一方で、慶應も慶應で、早稲田と比べると学部間・年齢間で”何か見えざる手が働いているかのような”不思議な数値の差が生まれているように感じます。これ以上は言いませんが。

あと、慶應のデータのおかげで早稲田の多浪率も、おそらく文系で3%前後とかその程度なんじゃないかと推察できますね。慶應と違って多浪に寛容な気がするのでもう少しいてもよさそうですが。

以前、全大学の1浪、2浪、3浪人口を算出して大学における浪人率の推測も行った記事があるのでよかったら参考にしてください。
www.hikirou.com


今日のところは以上です。こんな記事書いてますが、あと数時間で大手広告の最終選考に行ってきます。頑張ります