とある学生ツイッタラーのささやかなTwitterに関する経歴と愚痴
大学入学の数週間前から僕はTwitterを始め、今では「早稲田の有名学生ツイッタラー」というどこで切っても空っぽな異名を稀に頂くまでになり、大学4年9月の段階で5900人くらいのフォロワーになった。
よく色んな人から「どうやったらそんなフォロワー増やせるんですか!」と煽りなのか好奇心なのか本気なのかDM、LINEなどで聞かれるので、
誰かのために再現性のない僕のTwitterの3年半と、Twitterのせいで経験したデメリットなどの一次情報、要するに愚痴、を書きとめておこうと思うので適当に読み飛ばしながら見てほしい。
テーマの都合上、「たかが5900だろw」という意見は至極真っ当だが、気取らせていただく。
ぼくのついったーののばしかた
自分から立てた題名を蹴飛ばしてごめん。未だによく分からない。
先に言っておくが、僕は有名学生ツイッタラーが将来の夢だったわけではない。
大学1~2年秋
2年秋までは見てる人が少しフフってなる程度のしょーもないネタツイとか自虐を延々垂れ流してたのだけど、それでもフォロワーは2000人弱くらいだった気がする。
ここから言えるのは、大学内くらいのコミュニティなら、他者にミジンコ程度でも需要があり、かつ不快に思われないツイートを心がけていればある程度になる。
そして2年秋に三浪であることを告白して、「三浪のうた」を投稿した。
実は2年秋まではSNSで三浪とか言わないようにしていた。どうせなら大学入学する頃作った「三浪のうた」とともに白状したいという変なこだわりを抱き、ツイッター始める頃から勝手にコンテンツの投下順序を心に決めていた。
笑わないでくれ。僕だって恥ずかしい。
(それなのに入学早々僕が三浪だと一部にバレた時は色々予定が崩れて本当に悔しかった。)
そんなくだらない歌や浪人時代の話、こじらせた三浪の心境の吐露などもあって、この辺から大学外、高校生、浪人生にもフォロワーは広がった。
そのおかげで3年の前後からバンカラジオに出させてもらい、フォロワーが3000くらいまで増えただろうか。
3年夏~
そして3年の夏から就活が始まり、先輩から「就活の話をツイッターに投稿してるとかアイツ就活負けるわw」などと陰で笑われていたようだが、これによって更に全国の就活に興味のある大学生とつながれた。
大事にしていた哲学は、他の人が見たくないようなことは書かないこと。皆本気で悩んで就活してる。僕の就活イキりなんて誰も見たくない。方向性の貫徹は単純に見ている人への配慮でありフォロワー増やすためではなかったが、結果的にかなり寄与していると思う。
4年春には「学歴のうた」もプチバズりしたおかげで、浪人、就活生、音楽好き、様々なフォロワーが増えたりもした。
結局、それから1年間で、2000人くらい増えた。この前は大学の講義に関して呟いたら1.6万いいねされ、なぜかフォロワーが4、500人増えた。
ここから言えるのは、結局ツイッターは“属性ゲー”ということだと思う。受験生、就活生など、母数の多い属性を標榜し、その属性に関連するツイートでいかに深い一次情報を見ている人に提供できるか。多分これに尽きる。
だから1日何ツイート以上、とかそんな方法論よりも、誰よりも1つの世界に深く飛び込んで、本当に需要のある情報を取りにいかないと結局伸びないと思う。
同様に、僕ごときがツイッターの一般的なマーケ論語っても仕方ないのでこの辺にしとく。気になる人はググった方が良質な情報を多分得られる。
このブログには「普段見かけてたツイッタラーの実体験」という価値しかない。
やっててよかったこと
僕なりのツイッターのメリットを大別すると、
- 友達が増える
- 他のメディアへのチャネルになる
- 稀に案件が来る
- 色んな人の考え方に触れられる
こんなところである。
1.友達が増える
何よりも友達が増えて嬉しかった。広告と同じで、単純にリーチできる人間の数が増えるから、その分僕と友達になってやろう、という人に出会える回数も増える。
大学で一番嬉しかったことが、他人を否定しない人間のできた方々にたくさん出会えたことなので、その点で本当にツイッターやっててよかったと思う。
浪人や高校の子達はぜひ大学に入っても、リアルな自分にヒモづいたツイッターをやってほしい。
2.他のメディアへのチャネルになる
僕の場合、音楽を色んな人に聴いてほしい、という気持ちでツイッターやっている部分も大きかったので、その点で、ツイッター経由でyoutubeなど見てくれる人が増えてるのは本当に嬉しい。
単にyoutubeで音楽を聴くだけに終わらない繋がりをTwitter上なら構築できるのもメリット。
3.稀に案件が来る
これについては金の発生するもの、しないもの、イベントへの誘い、サークルとかからの誘い、色々ある。けど、そういうためにTwitterやってないから・・・と思ってしまうことが多いので自分の場合はメリットという感じではない。
4.色んな人の考え方に触れられる
僕の場合、誰がどこ行ってるか、とか何遊んでるか、食べてるか、とかは正直どうでもいいのでインスタはほぼ見てないのだけど、
色んな境遇にある他者が「何を考えてるのか」「どう考えてるのか」には妙に興味を持ってしまうので、内心を表出してくれるTwitterは嬉しい。
結局この人間の心への興味に負けて僕はデジタル広告系に行くのだけど、そういった今後のことを考えても、
色んな世代、性別、興味関心、学歴、職業の人達の考え方を自分の中にインプットして客観を身につけていく作業はだいぶ役に立っている、
気がする。
あくまで気がしているだけだが。
僕が質問箱を細々と続けているのは、そういう意味で、批判精神の強い人から「お前最近~だぞ」とか批判を頂けて、自分の客観視を進められる利点とかもあったからだ。
まぁメンタル逝ってる時に見るとスマホをティファールでしゃ沸したくなるけど。
たまに「この人自分のこと客観視できてないよな…」と人に思うことがあるけど、意外と自分も自分のこと全然客観視できてなかったりするからこれはありがたい。
ちなみに僕は大学三年の夏、バイト先の同僚や社員さんに指摘されるまで、自分が周りから根暗に見えていたことに気づいていなかった。陽キャに見えてると思ってた。こういうことが多々ある。死のう。
ツイッターのデメリット
個人的なツイッターのデメリットは2つだけあるが、どでかい。
所属する団体に迷惑がかかる
要はコンプラを守ろうという話に終わる。
サークルの代表をやっていた頃は、僕のイメージがそのままサークルのイメージになるので、僕が酒飲んで
「ウェーイ!イッキッキーノーキー!!!」
とか馬場で言ってる動画を投稿していたら既に散々言われていたいちご大福研究会は飲みサー、ヤリサーの汚名を挽回し、そのまま消えていたと思う。
これからは就職先のことも考えると確実に今のようには発言できなくなる。無念。
死ぬほど後ろ指さされ嘲笑される
正直かなり滅入っている。時折僕がツイッターを休んでいるときはこれが原因。
別に僕はバカッターのようなツイートはしていないし、警察にお世話に、とか公序良俗に反する、みたいな炎上ツイートをせず、普通に皆と同じようにツイッターをしていたつもりだ。
どんなツイートしたら皆楽しんでくれるかなぁ
そんな程度の気持ちだった。
けど、いつの間にか「言われて当然」のように笑顔で悪口を言われるようになった。
ツイッターをそこそこやってる人に対しては、言っていい発言のセーフラインがググっと下がるらしい。
他にも「実際に会うとそうでもないなw」「就活でお前と会った友達が会ったらつまんなかったって言ってたけど気にすんなw」「何でもネタにしていいね貰って承認欲求満たすためにツイッターしてんでしょw」とか平気で対面で言われる。
へへwwwって笑うしかないから笑うけど。
たまに、「逆にこの人達は僕に不快感以外に何を与えてくれたのだろう…?」と思ってしまう。
人と会うとこういったしんどいことが高頻度で起こるので、決まった人と会うか、何も嫌なことが生じない家にいたくなる。
僕の引きこもり癖はこういった人間関係の苦手さからも来ている。人に会うのが怖い。三浪の頃の方が平和だったことを知ってしまってるからなおさら。
人類補完計画がWantedlyで募集されてたら全然入る。それくらい人が嫌になってあらゆるSNSを遮断したくなる時がある。
SNSを伸ばしたい人へ
目的を忘れないことに尽きる。目的の達成のためなら、どうでもいい人達に何を言われても「このターゲット層は除外設定だな」くらいに思ってSNS運用していくことをオススメする。
その代わりにちゃんと一目置いてくれているユーザーには質の高い価値とは何か考えて、提供していくといいと思われ。
最後に僕が人に言われたことで悩んだ時に思い出して救われた名言を引用して終わりたい。
世の中の大半は
「うるせぇ」の一言で解決可能。
by杉村太蔵